スピッツ 結成30周年記念CDボックスを聴いて
このCDボックスは、いわゆるシングル集です。
スピッツの魅力はシングル曲だけにとどまらないのは、熱心なファンでなくても感じてるはず(そう思いたい)。
しかし、スピッツは今まで、シングル集以外のベストアルバムはリリースしていない。
最初に言ってしまえば、個人的な想いとして将来スピッツには、シングル集という形以外のベストアルバムを出してほしい。
なぁ~んてことを書いたあとではありますが、この30周年記念CDボックスの感想を書きたいと思います。
このCDは、既に発売されている『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection』と『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』に、このボックスと同時発売された『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』を合わせた形になっていて、それなのにお値段は税抜きで3900円というかなりお得な感じになっています。そして、この形(3枚組ボックス)で発売するのは今年限り。こりゃあ、ファンは手に入れるしかないでしょ!
3枚目の『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』には、3曲の新曲が収録され、『CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete ngle Collection』と『CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection』についても、今回新たにリマスタリングされています。
とにかく、そんな内容なので(シングル集という意味ね)、新曲以外はすでに馴染みのある曲がズラリ。
3枚を通して聴いたあとに感じたことは・・・
「スピッツもいろいろあったなぁ~」
てこと。
ロッキンオンジャパンという音楽雑誌があるんだけれど、その本はスピッツの新譜が発売されると、必ずと言っていいほどインタビュー記事を載せて特集していました。おれは全部ではないけれど、けっこう読んだつもり。
アルバムでいうと『ハヤブサ』の特集が印象的だったあなぁ。
スピッツは「ロビンソン」の大ヒットが、逆にバンド自体に”戸惑い”のようなものを生んだらしく、その後のアルバム制作にプレッシャーと言っていいのかわからないけれど、とにかく自分たちと世間との間にギャップ(壁?)を感じた・・・みたいなことが書いてあった(間違ってたらごめんね)。
しかし、おれが名盤としている『フェイクファー』は「ロビンソン」が収録されている『ハチミツ』の次次作だし、その後の企画物のアルバムのリリースを挟んだ末に生まれた『ハヤブサ』は最高にカッコよかった。
もしかしたら過渡期だったのかもしれないけれど、それでもすばらしい音楽を発表してくれてました。
なので、個人的には、DISC2がこのボックスの聴きどころ。
「冷たい頬」「ホタル」「メモリーズ」「スターゲイザー」と来て、極め付けは「春の歌」。
美しいです。
どの曲もそうだけれど、草野節全開!って感じ。
そしてさらに美味しいのは3曲の新曲。
「ヘビーメロウ」はテレビ番組のテーマソングで、「歌ウサギ」は映画の主題歌だから聴いたことがある人も多いだろうけれど、「1987➡」は30周年を記念して書き下ろされた新曲。
スピッツは元々パンクバンドだったのだけれど、ブルーハーツの「人にやさしく」を聴いて衝撃を受け、方向を変えたらしいのです(パンクをやめた、ということ)。
しかししかしですよ、新曲の「1987➡」は、イントロからしてニヤリとさせられる。
やるじゃん!スピッツ!
30年経っても何も変わってない。いや、進化してる。ぜんぜん終わってない。
これからもず~っと聴き続けます!そう誓いたくなる。
それではこのCDボックスから1曲。
「君は太陽」(アルバム『とげまる』収録)
新曲についてはどうかみなさん、このCDを聴いて、その良さを堪能してください(アップしないのは意地悪をしてるわけじゃないですよ。笑)
この歌詞、たまらなく大好きです。
ではまたね。see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪
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